悪魔の発明:1958年,ほら男爵の冒険:1961年
監督:カレルゼマン チェコスロバキア

http://www.cablehogue.co.jp/karel_zeman/

今年最初に見た映画にして自分が今まで見た映画の中で最も萌えたのがこれ。
銅版画と人物を合成させたチェコ・アニメーションの代表作。最新のCG全開映画も良いけどアナログ全開ってのもまた素晴らしいですな。何と言うか、職人魂を感じずには居られない。丹念に作りこまれた舞台背景やどこまでも幻想的な飛行船や潜水艦等の小道具類を見ているだけでも感動できるってのはCGとかアニメとかの概念でなく監督であるゼマン氏の魅力が大きいって所でしょう。氏が存命ならCG使っても映像の新境地切り開いたでしょうし、最新のチェコ流アニメはつまんないし(死)
映画の内容というと最終破壊兵器の開発に加担してしまった科学者の苦悩とそれを阻止すべく戦う助手の戦いを描いた「悪魔の発明」に対し、男爵と宇宙飛行士によるビアンカ姫争奪戦ってのが「ほら男爵の冒険」。両作ともにストーリーとか気にせずに楽しめる冒険活劇ですね。つうかゼマン氏が撮りたい映像を撮ってあとから無理矢理話を作ったのだと思う。うん、きっとそうだ。

最後に本作を上映している渋谷・イメージフォーラムについて少々。
専門学校系列のミニシアターなんでしょうか?同じミニシアターでも恵比寿ガーデンシネマとは別の雰囲気がしました。観客は自分含めて30人位でその殆どが1人客。いやはや劇場界のパ・リーグですよここは(謎)
公開は2月4日まで。ここ読んだ以上1度は見れ。そして萌え死ね。

05.1.11追記
リンク先にあるDVD-BOXに「悪魔の発明」「ほら男爵の冒険」は未収録だそうです。気長に待つべし。

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